KOUGEI EXPO×刀剣乱舞ONLINE|工芸と人気IPのコラボギャラリー(神奈川県記者発表資料)|KIMONOHUB NEWS
KOUGEI EXPO × 刀剣乱舞ONLINE
神奈川県は、「KOUGEI EXPO in KANAGAWA」において、オンラインゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボギャラリーを展開すると発表した。伝統的工芸品のイベントに人気コンテンツを組み合わせ、新しい層との接点をつくる企画だという。
工芸のイベントに、人気ゲームのギャラリーが並ぶ
KOUGEI EXPOは、伝統的工芸品を紹介する全国規模のイベントである。神奈川県での開催にあわせて、「刀剣乱舞ONLINE」とのコラボギャラリーが設けられると発表された。会場や展示の詳細は続報を待つ必要があるが、伝統的工芸品と人気コンテンツを組み合わせるという企画意図は、すでに示されている。
知名度を借りるだけではなく、つながる理由がある
この発表で気になったのは、単に人気のあるコンテンツを持ってきた、という話ではなさそうだという点だった。神奈川県での開催にあわせて、その土地に関わりのあるコンテンツとの組み合わせが選ばれているように読める。
知名度のあるIPと組めば、それだけで新しい人が来るというわけではないと思う。土地や歴史といった、双方をつなぐ理由があってはじめて、関心が工芸そのものへ向かっていくのではないか。
好きな物語をたどった先に、工芸との出会いがある
ゲームが好きで会場を訪れた人が、そこで初めて工芸に触れる。そんな順番があってもいいのだと思う。
今回のコラボレーションは、「刀剣乱舞ONLINE」という物語をたどった先に、神奈川県の工芸や作り手と出会う場になり得るという意味で、興味深い試みに見える。
自分たちの技術にも、つながる土地や物語があるかもしれない
和装の仕事をしていても、異分野と組むと聞くと、つい知名度や集客力の話に意識が向いてしまう。今回のニュースを見て、大切なのはそこではなく、双方を自然につなぐ理由があるかどうかなのだと、あらためて考えさせられた。
工芸を知る入口は、最初から工芸そのものでなくてもよい。好きな物語をたどった先で、土地の技術や作り手に出会う。今回のコラボレーションが、そんな新しい出会いの場になることを楽しみにしたい。
参照元