KIMONO ARCH「WORK WEAR Edit.」|木綿きものを現代のワークウェアに(PR TIMES)|KIMONOHUB NEWS
KIMONO ARCH「WORK WEAR Edit.」
KIMONO ARCHが「WORK WEAR Edit.」を発表した。発表資料によれば、木綿きものを、かつての日常着・仕事着という原点から捉え直し、現代のワークウェアとして、きもの、作務衣、もんぺ、羽織などへ展開する企画だという。
きものを、もう一度「仕事着」として見つめ直す
「WORK WEAR Edit.」は、木綿きものを現代のワークウェアとして提案する企画である。発表資料では、木綿きものがかつて日常着・仕事着でもあったという背景から出発し、きもの、作務衣、もんぺ、羽織といった複数の形へ展開するとされている。
きものというと、あらたまった場で着るものというイメージを持つ人も多いかもしれない。今回はその手前、日々の暮らしや仕事の中で着られていた木綿きものの姿に、あらためて目を向けているように読める。
一つの形ではなく、複数の日常着として広げる
今回の企画で興味深いのは、きものという一つの形にとどまらず、作務衣やもんぺ、羽織といった複数の衣服として展開している点だと思う。同じ木綿の素材感を、異なる場面や動きに合わせて仕立て直しているようにも見える。
新しい素材や技術を持ち込むのではなく、もともとある素材の性格を、いくつかの形に分けて今の暮らしに合わせている。そんな姿勢が伝わってくる。
新しさを、伝統の外にではなく原点に探す
今回気になったのは、「現代化」という言葉から連想しがちな、伝統から離れる方向の工夫ではなかった。むしろ逆で、木綿きものが本来持っていた日常性を掘り起こすことが、そのまま現代的な提案になっている。
新しいものを外側から足すのではなく、すでにある素材や技術の原点を見つめ直す。そこから今の暮らしに合う形を探すというやり方に、静かな発見があるように感じた。
自分たちの素材や技術にも、まだ振り返れる原点があるかもしれない
和装や織物の仕事をしていると、つい新しい用途や新しい市場を先に考えてしまう。今回のニュースを見て、まずはその素材や技術がもともと誰の、どんな日常を支えていたのかを振り返るところから、次の形を考える余地があるのだと気づかされた。
受け継がれてきた素材や技術の中には、今の暮らしにもつながる役割が残っている。新しいものを足す前に、その原点をもう一度見つめてみる。そこから生まれる装いもあることを、「WORK WEAR Edit.」は感じさせてくれる。
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