「Atelier DENSAN」海外3都市でポップアップ|伝統的工芸品を現地で(PR TIMES)|KIMONOHUB NEWS
日本の手仕事を、世界の暮らしへ。「Atelier DENSAN」が海外3都市でポップアップを開催
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会が、「Atelier DENSAN」の取り組みとして、ロンドン・台北・ブリュッセルの海外3都市で、日本の伝統的工芸品を展示販売するポップアップを順次開催すると発表した。発表資料によれば、販売だけでなく、現地での受容性を調べるテストマーケティングも目的に含まれているという。
海外3都市に、日本の工芸品を持っていく
開催されるのは、ロンドン、台北、ブリュッセルの3都市である。それぞれの会場で、日本各地の伝統的工芸品を実際に展示し、販売する場が設けられるという。
運営するのは、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会。国内の伝統的工芸品産業を長く支えてきた団体が、今回は海外での場づくりに取り組んでいる。
「売る」と同時に「知る」を目的にしている
今回の発表で気になったのは、この取り組みが販売だけを目的にしていない、という一文だった。テストマーケティングという言葉が使われている通り、現地でどう受け止められるかを確かめることも、あわせて目的とされている。
海外展開というと、まず売れるかどうかに意識が向きがちだと思う。今回は、売る場をつくりながら、同時に使い手を知る場としても設計している。この順番の置き方が、静かに丁寧だと感じた。
答えを先に決めず、実物を介して知ろうとする姿勢
海外の市場に工芸品を届けようとするとき、事前に狙いを絞り込み、確信を持って送り出す方法もあるはずだ。今回はそうではなく、まず実物を持っていき、目の前で見て、触れて、選んでもらう場をつくることから始めている。
これは、答えを持たないまま踏み出しているというより、答えを現地の反応から見つけようとしている、と捉えた方が近いように思う。
自分たちの仕事にも、小さく出会う場はつくれるだろうか
和装の仕事をしていても、新しい相手に届けようとするとき、つい先に大きな計画や戦略を立てたくなる。今回のニュースを見て、答えを決める前に、小さく出会う場をつくるという順番もあるのだと、あらためて思わされた。
遠くの市場を想像だけで捉えるのではなく、まず実物を届け、目の前の反応に耳を傾ける。Atelier DENSANのポップアップは、日本の手仕事と新しい使い手が出会う、丁寧な一歩になりそうだ。
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